tf-racingのブログ

素人の古いイタフラ車や国産キャブ車を中心の修理ブログです

RZ350 エンジンオーバーホール その1

フルオーバーホールした後でもパンチの効いた加速しない状況で悩んでいます。
クランクはミズノモーターさんでオーバーホールしてもらいました。
腰下は恐らく問題ないと思います。
整備に偶然はない。必ず原因はある。という言葉がある位です。
状況分析していきます。 


フローチャートを作り考えます。


参考程度にしてくださいね。
簡単に書いています。恥ずかしいのでご勘弁を。


冷間時圧縮はかります。


規定より低い、7,8キロ
オイルを3滴さして更に計ります。

8,2キロ若干あがりました。コンマ3
位。。。


リングは確実に減っているでしょう。


更にマニュアル通りに暖気後はかります。

オイルを入れた後と全く変化なし。


次はアイドル時のイグニッション分析をおこないます。
これはコイル等の電装系不調点検です。


数値的な物が無いときは左右等の数値差で目安にします。
バーンタイム
回転数
ピークボルテージ
3つを分析します。
コイルが悪いか、プラグなど数値的に分析していきます。
恐らく問題ないかなと。
その後暖気後の圧縮測定します。


暖気後もオイルを差した後とかわらない。。。


左右のマフラーの温度を計ります。これは失火してないか、左右に燃焼の違いがあるかを確認するためです。


時間により左右同じ温度であがっていきます。
点火に問題ないとおもわれます。
完全暖気後は左右に130度に
なりました。


ここまでくると、圧縮かキャブかな?


まずはボーリングして、オーバーサイズのピストンを入れて確認が必要ですね。
派手な作業はありません、地味な確認作業で答えを出す。
メカニックの仕事は悪ければ全部交換とは違います‼️
理論に基づく修理に徹する。
素人ながらに頑張ります。